「これ以上入れ歯を治せないから、よその病院へ行ってください。」「痛いのなら、軟らかい物を食べ続けてください。」「入れ歯は、作っていません。」実際に、患者様に向けられた言葉の数々です。また、介護施設でも「いざ食事となると、一斉に入れ歯を外して食事をなさっている」という話もよく聞きます。
現在の保険制度では、コストがとても低く抑えられ採算が取れない、治療時間も短い等の理由で、良い「入れ歯」を作ることはとても難しいのです。
「生きることは食べること」・・・人の尊厳に関わることです。
咀嚼(そしゃく)機能を回復させることは、患者様を真に自立させる(介護を受けなくてもよい生活)大切な要素であり、良い「入れ歯」を入れることで叶うもの、ひいては医療費の抑制につながるものと思います。