「私だけど・・・ずいぶんご無沙汰しちゃってゴメンね〜。」
こう電話口で切り出された声の主には、覚えがありました。
本当にお久し振り、4年ぶりの患者さんです。
この4年の間、怪我が元で、脚の手術の繰り返しだったとのこと。
お元気そうなお声に安心いたしましたが、毎年欠かさず定期健診にお越しだっただけに、
フォローしていなかった期間を思うとなんだか心配でした。
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16年前に作った「入れ歯」
使い続けて体の一部となったものは、
そうたやすく不具合を起こさなかったそうです。
「入退院を繰り返して辛かったけれど・・・
ご飯をしっかり食べていたら、5キロも太ったのよ〜(笑)」
拝見した入れ歯の「咬み合わせ」面はしっかりバランスが取れていて、
大きな問題はなかったものの、手術の影響は多少なりとも見られました。
左右の足に掛かる体重の差異が大きくなっていたのです。
幸い調整だけで事足りましたが、今回の件で、
いかに「
入れ歯が体を支えているか」ということを再認識いたしました。
もし、合わない食べられない入れ歯をお持ちだったら、
長い入院生活をお支えすることができたでしょうか?本当にお身体が動かなくなる前に、
自分の意思でしっかり考えられるときに、
良い「入れ歯」をお使いいただくことが大切なのでは?そう強く思った1日でした。