コロナウイルスに対応した「ニューノーマル」の生活。
@ 手洗いやマスク着用といった基本的な感染対策の実施
A 感染リスクを上げる三密(密閉・密集・密接)を避ける
こういった、人との接触を減らすための【行動変容】が定着しました。
黙食(もくしょく)も、そのひとつです。
実は仏教には800年近く前から「黙食」があったのですよね。
禅宗(特に曹洞宗)では、
修行の場で余計な言葉を発してはいけないという規律があるとのこと。
物事に真剣に向き合うためには、
複数のことを同時に行なってはいけないとされるのです。
つまり、黙って食事をするのが必然となるそうです。
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それは、新しく入れ歯を作ったあと、食事をされる時にも大事なことです。
口を開けながら(閉じずに)ご飯を食べたり、
横を向きながら、
人と話しながら、
テレビや新聞を見ながら、
あぐらをかきながら、
「〜しながら」の食事は、入れ歯の調整にも影響があります。
食事は命を、健康な身体を保つための薬です。
入れ歯はそれを手助けするための大切な器官といえます。
古くからの教えが今にも通じていると感じます。
コロナ禍という不自由な時代が、改めて、
「日本人の所作の美しさの見直しを求めた」といえるかもしれませんね・・・。