【うまくいく人と、いかない人の違い】タイトルを見て、ドキッとされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯科の治療でも、
【うまくいく人】・【うまくいかない人】
というのは存在します。
「人それぞれ違うのだから当たり前」と思われるかもしれません。
確かにそうなのですが・・・
医療者側が同じように全力を尽くしても、
【改善が早い人】・【なかなか良くならない人】 というのは実在するのです。
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では、どこに違いがあるのでしょうか?
長年、現場で多くの患者さんとお付き合いさせていただいていると、
その違いがはっきり分かるようになってきました。
それは・・・
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少しでも良くなったところに、目を向けられるか
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悪いところにばかり、目がいくのかこの違いです。
例えば、Aさん・Bさんという2人の患者さんがいらっしゃって、
同じように「噛めない」という症状を訴えられたとします。
治療をして同じように60%くらい改善したとしても・・・
Aさんは「前よりこんなに良くなった〜」と嬉しそうなのに、
Bさんは「まだ、全然良くならない!」と不満顔、くらいの違いがあります。
以前の自分の状態と比べて、
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少しでも良くなったことに、感謝している (Aさん)
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悪い部分がまだ残っていないか、探している (Bさん)
要は、
「どこに意識を向けているか」の違いなのです。
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お察しのよい皆さんは、もうお分かりでしょう。
圧倒的に治りが早いのは、Aさんの方です。
つまり、
「小さなことを素直に喜ばれる方」は治りが早く、
「まだ、まだ、まだ…」と意識がそこにしか向かない方は、
結果的に「あら探し」をすることが目的となり、
悪いスパイラルにはまってしまわれることが多いのです。
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医療者側は、前回行なった治療に対し、
「その後どうなりましたか?」と聞き取りをします。
「ここが、こんなふうに良くなりました」という答え方をされると、
この問題は解決したから、次の問題にあたろうと、
治療がスピードアップしていきます。
一方、悪い部分のことだけ言われると、
前回の治療が有効だったのかどうか、
というところから判断しなければなりません。
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「病は気から」とも言われます。
私どもは、患者さんの「不安な気持ち」や「ご不満」を解消するよう努めています。
どうしてこのような症状にいたったか、
その原因についても、できるだけお話しするようにしていますが、
口の中:歯のことだけを診ていても、解消できない問題もあります。
それは、生活の中に根付く習慣に基づくものだったり、精神的な問題であったりもします。
それゆえ、歯のことだけでない方法で改善を試みる場合もあります。
ですから患者さんには、ただ依存されるだけでなく、
医療者側と二人三脚で、
「いっしょに治していきましょう」そんな気持ちになっていただけると嬉しく思います 😀
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◆治療が「うまくいく人になりたい」と思われた方、
帝京大学医学部外科准教授:新見正則先生の著書が参考になります。
『誰でもぴんぴん生きられる−健康のカギを握る「レジリエンス」とは何か?』
ご興味のある方はぜひご覧ください。
今年も満開🌸 キレイに咲きました〜💞