「本当に治してもらえるんですか?」
Aさんの鋭い口調が辺りに響きます。
唇をキッと結びこわばった視線や表情が、Aさんの苛立ちを物語っています。
皮膚が張り詰めるくらい異様な緊張感のもと、
Aさんの口から “飛び出してきた” のは・・・
息をのむほどの“見た目” …の「総入れ歯」でした。
☑ のどに突き刺さりそうなくらい、奥に長い入れ歯
☑ 入れ歯の縁が尖って、唇の裏や頬に食い込む入れ歯
☑ 口元をシワクチャにする、ただ薄いだけの入れ歯
【原因その1】 入れ歯の形態が悪い(合っていない)**************************************
加えて、Aさんのご様子で気になる点があります。
☑ 唇を異様にゆがませている癖
☑ のどや唇を、極端に奥に引っ込めるようにしないと噛めない
☑ 口周りだけでなく、体のこわばりが各所にみられる
【原因その2】 咬み合わせが悪い(人工の歯の並べ方も悪い)**************************************
*入れ歯の不具合には様々な要因がありますが、大別すればこの2つ。
入れ歯の「形態」と「噛み合わせ」が合っていないからです。
「前の歯医者に言われたんです。」
「あなたの入れ歯は、もうこれ以上直せません。」
「あなたが、いつまでも慣れないのが悪いのです。」
・・・絶 句・・・
これでAさんに「慣れろ!」というのは酷、
どう逆立ちしたってムリな話です… (-_-;)
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・これでは頭痛もするでしょう。
・吐き気もあるでしょう。
・入れ歯を数時間だって、入れているのは苦痛でしょう。
・あなたの我慢が足りないわけではありません。
・あなたの歯ぐきが、弱いわけでもありません。
・ましてや、食べている物が悪いわけでもないです。
・グチも言いたくなるでしょう。
・物事をネガティブに捉えたくなるのも分かります。
・不信感でいっぱいになる自分が嫌、という気持ちもうなづけます。
・誰にも解ってもらえない、もどかしさがずっとあったでしょう。
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これら全てのお悩みが、あなたのせいではありません。
入れ歯は、
個人に合わせた型取りができていないと・・・
また、きちんと計測もできていないと・・・
患者さんの姿勢(骨格)の中にうまく収めることができません。つまり、入れ歯は
姿勢(骨格)に合わせて、
顎の動きを損なわず、
口を動かす筋肉が自然に動く範囲で、
口の中という狭い空間に、
3次元的にうまく収める必要があるのです。
そうすれば、
“ポロリ入れ歯”を必死に舌で押さえる必要もなければ、
どこもかしこも異常な緊張がある体にもならないで済みます。
患者さんには全く別の人生が待っているはずなのです。
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ただ、今お使いの入れ歯がもたらす悪影響が、
Aさんのお身体にしみついている状態では、
新しい入れ歯をすぐに作ることはできません。
何より長いこと不調に悩まされている患者さんを
癒すためにも、古い入れ歯の修理・調整が必要です。
問題だらけの入れ歯を修理するにも時間を要します。
Aさんには「論より証拠」、
実際に当院の治療を体験していただいて、
何とか2ヶ月掛けて「使える入れ歯」になってきました。
異常な状態から脱却するための『
リハビリ用の入れ歯』となり、
ようやく新しい入れ歯への「扉」が見えてきたのです🌈
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◆「自費治療でお金を掛けたから良くなるはず」
というのには一つ落とし穴があります。
入れ歯の材料を【何に】するか、というより、
【誰に】入れ歯を作ってもらうか、の方が重要な点を忘れがちになることです。
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今あなたが困っておられることは、
Aさんと同じようなお悩みではないですか?
もしかしたら、あなたの入れ歯も・・・
!Σ(゚Д゚)!!…のような入れ歯かもしれません。
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5月17日おかげさまで当院は「クリニック開設30周年」を迎えました。
ただいま当院ではコロナウイルス感染防止の観点から、
【1日おひとり】だけの診療体制となっております。あなただけに【クリニック1棟まるごと貸し切り】です❣【あなたも私も、そしてみんなも笑顔でいられること】が何より大事だと思うから続けています。
お困りのことがありましたら、
どうぞ安心して受診・ご相談くださいませ。
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