「私の歯が悪いのでしょうか?」
「院長の本(『口福の入れ歯』)を読みたい」とお立ち寄りになられた方が、
不意にこう尋ねられました。初対面の方、勇気をふり絞ってご質問されたのでしょう。
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実は、何年も前から「部分入れ歯」の具合が悪いのです。
今まで通院していた歯科医院の先生が代替わりされて・・・
それからというもの、「入れ歯は悪くない、あなたの歯が悪い」と言われて、
入れ歯の調整はせずに、虫歯でもない自分の前歯を通院するたびに削られるのです。
何回も削られて、元々あった歯の1/3ぐらいの大きさになってしまいました・・・。
そんなに私の歯が悪いのでしょうか?
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ニッと開けられたお口の中、とても小さな下の前歯が見えました。
先代の先生から若先生への医院継承時、とまどわれる患者さんが多いことでしょう。
治療に対する考え方のみならず、患者さんへの接し方も、全く違うものなのでしょう。
どんな経緯で、上記のような治療に至ったかは解りませんが、
患者さんとの信頼関係が無ければ、どんな治療もうまくはいかないでしょう。
ただ・・・神様が作られた天然の歯より、人工的に作られた入れ歯の方が良い!
・・・とは私には思えませんでした。
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【 あなたの歯は悪くない、入れ歯が悪い 】
そう思って治療にあたってくれる歯科医師に、ご相談されてはいかがでしょう。
そうお答えすると・・・
「先生の本をじっくり読んでご連絡します。」にっこり笑ってお帰りになりました。
ただいま北陸地方に今冬最大級寒波が襲来中(+_+)
暴風というより、今まで経験したことが無いくらいの「爆風」です!
それでも・・・雲の切れ間から青空が!
【 冬来りなば春遠からじ 】とは、このことですね。