あの子がやってきたのは2年前の秋。
それは診察前のおしゃべりから始まった。
後日、ガーデニングがご趣味の男性患者さんが突然来訪。
「ハイ、これあげるよ!」
「あのー、株分けなんてやったことないんですけど・・・(-_-) 」←ワタシ
「何事も経験、経験!」
「えーっ、○○さんがしてくれるって話じゃなかったんですかー?」
「大丈夫さー、強い子たちなんだから。これ見てチョチョッ(?)とすれば、誰でもできるよ!」と
「上手な株分けの仕方」なるコピーと株を渡されボー然・・・。
<何だってやればできるんだから・・・やってやろうじゃあーりませんか!>←必死 (;一_一)
患者さん曰く、
「大きな樹の根元に置いとけば、木陰で丁度いいからね。あとは何にもしなくていいから・・・」
「ホントに?」
「ホント、ホント!!」
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仰るとおり、な〜んにもしませんでしたよ。
水やりだって忘れたし、雪の間にも埋もれていましたよ。
(何をえばっているんだか、ホントにこれでいいのか?)
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あれから、いくつもの季節が流れ、あまり気にもとめなくなったころ・・・
<すご〜い!!>・・・\(^o^)/
師走の声をきいた途端に真冬の嵐、そのさなかに佇む「クリスマスローズ」ちゃん!!
ぐんぐん土に根づいて鉢も動かないほど。
可憐な花に似合わず、意外に図太いのにビックリな今日この頃でした(@_@;)。