先日、入善町(富山県)にある「国の天然記念物:沢スギ」を見に行く機会がありました。
黒部川扇状地湧水群に群生している天然の沢スギです。
「沢スギ」は、国内の平地ではここでしか見られない「伏条更新」と呼ばれる独特な仕様で成長します。苗木が雪の重みで曲がって着地しても、そこに発根して地面を這うように根を出していくのです。
寒冷地でありながら、湧水の影響で湿度が高く、シダ類や種子植物など様々な植物が生えることでも有名です。
原生林などの自然植生は、その土地独特の環境に合わせて進化・適応してきたものです。
人の手によらない自然が作りだした造形美は、とても神秘的な情景です。
しかし、歯の喪失だけは、そのままにしておいて良いものではありません。
長期間の放置で反対側の歯が伸びてきたり、隣の歯が傾いてきたりして咬む能力が低下し、消化器管に負担がかかることは、皆さんご存知のことと思います。
歯の喪失は、確実に食環境を悪くします。
そして、悪いなりに人間は適応してしまいます。
「歯の1本くらい無くなっても、たいしたことないよ!」
この油断が「後悔のタネ」となりませんように・・・。