◆思い込みって、怖い!
先日ご来院になった82歳(女性)の患者さんが、ある所で「こんな扱いを受けた」と教えて下さいました。ご立腹の様相で、なんだか雲行きがアヤシイ・・・(;一_一)
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最近、「要支援」の介護認定を受けられ、デイサービスセンターに行かれたとのこと。
そこで、いきなり職員の方から「歯を外して!」と言われたそうです。
「歯を外す?」と思わず聞き返したら・・・
「そう!分からない?外せないの?」と強く言われてビックリ。
「私、歯なんて外せない!入れ歯じゃない!」と言ったら、向こうもビックリ。
「ホントに?小さい入れ歯もないの?」と何度も聞かれ嫌になったとのこと。
最後は介護職員の方が謝ってくださったそうですが、
施設に通所される多くの方が「入れ歯」装着者であることは事実なだけに、
「施設に来る高齢者=入れ歯」という思い込みだったのでしょうね。
そして、「十把一絡げ」な対応をしてしまったということなのでしょう。
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◆ご自身の歯がある方は予防に努め、噛む機能を損なわないようにしましょう。
◆残念ながら歯を失われた方にも【希望】はあります!
ご自身で物事の判断が付くうちに、お元気で通院可能な時期に、「良い入れ歯」を作っておくことです。
良い入れ歯は、「お身体を支える機能」を持っています。
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【入れ歯が合わない】ので、ご苦労されている方はたくさんいらっしゃいます。
今まで頑張って働いてこられたご高齢の方が、最後まで自分らしくあることを願ってやみません。
どうぞ、この想いが届きますように・・・。