いかに「入れ歯」でお困りの方が多いことか・・・、「少しでもお役に立ちたい」と志を立て、
平成21年5月に「入れ歯」専門の歯科医院となってから、早8年目を迎えました。
最近とみに思うのは、極端に「顎の土手」が痩せていらっしゃる方が増えていること。
「合わない入れ歯」を我慢してご使用になり痩せてくるのは勿論ですが、
最近は「重度の歯周病」により、顎の骨が吸収しきってしまって、「入れ歯」の難症例患者さんになる方が増加しているのです。
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ご自身の歯は、何ものにも代えがたい大切な臓器です。
簡単に歯を抜いていいわけではありません。
しかし、「重度の歯周病」の歯をあまりにも引っ張って保存し、
抜歯の時期を逸し過ぎると、顎の骨が「高度に無くなる」事態に陥ってしまうのです。
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<自分の歯を全て失ってしまうという不安があります>とのお声をよくいただきます。
当院はどんなに状態が悪くても、患者さんが「歯を抜きたくない」と言われれば、基本的に歯を抜かないように心掛けています。
ただし歯科医師が抜歯を勧めながら、歯を保存するとなると、今後の治療上のリスクも十分に説明し理解していただくことになります。
要するに、歯を抜くか否かは、患者さんの十分な理解と同意なしでは行えないのです。