入れ歯治療の流れ|入れ歯・噛み合わせ専門〜富山県黒部市:岩井歯科クリニック。

岩井歯科クリニック
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院長インタビュー

入れ歯治療の流れ

自分の歯に代わるものとして「入れ歯」が必要

人それぞれ「入れ歯」に求めるものは違います。
「とにかく咬めるようにして欲しい」
これは最低限の条件でしょう。
「外れないようにして欲しい」
これも当たり前の話です。「入れ歯」は、自分が外したい時だけ外すものです。
「20代とは言わないけれど、若い頃の自分に似せて欲しい」「おしゃべりも楽しみたい」
これも人間として当然の欲求です。

楽しいおしゃべり
意識しなくても存在する臓器のように、これが自分自身の歯だと言える「入れ歯」。
それが本当の「入れ歯」だと私は考えています。
少しでも理想に近づけるよう努力するのが私の務めでもあります。

姿勢の硬直化や筋力が低下してしまったご高齢の患者様に対しては、その方が生きてこられた長い年月のありのままを受け入れて、「入れ歯」の製作に当たるようにしています。その方のこれまでの生き方が、姿勢の偏りや咬みグセなどに反映され、口の中にも表れているからです。

また、患者様が現在置かれている生活環境、趣味・嗜好品などプライベートな話から、どういうお仕事をなさってきたか等の情報が大変参考になります。
まずは、患者さんのお話をじっくり伺うこと。それが「入れ歯」作りのスタートです。


初めて受診される方へ

検査内容 総入れ歯 部分入れ歯
問診(現在お困りの症状、経過、病歴などを尋ねる) マル マル
X線検査 マル マル
お口の中の状態(粘膜、舌、唾液等)を確認 マル マル
口腔内写真撮影 マル マル
上・下顎 型取り マル マル
顎の関節の動き等を確認 マル マル
姿勢の検査 マル マル
体重バランス計測 マル マル
「咬み合わせ」の状態を確認 マル マル
現在ご使用義歯の不具合を確認 マル マル
歯周検査・う蝕検査 マル
*注 残存する歯がある方は、これ以外に「精密検査」が必要な場合があります。
別の日時をご予約していただき、再度ご来院をお願いしております。
初診の方には基本的に、現在約4時間程度の診療時間を設定しています。
患者様が今まで悩まれてきたことを、できる限り話していただくことを中心に、カウンセリングから始めています。お話しいただいた内容から、問題点を探り、今後の治療の提案をさせていただきます。

ご提案させていただいた今後の治療内容について、ご同意を得ましたら、契約書を取り交わし、2回目より治療の運びとなります。

初診時からの流れ

*注 「精密検査」が必要な方は、以下のようになります。

精密検査からの流れ

時間と労力は、どうしても欠かすことができない

それは、カウンセリングをしっかり行い、製作の各ステップを丁寧に、時間をかけて調整し完成させる必要があるからです。
にもかかわらず、保険診療では、国の定めた健康保険の規定内の治療技術・材料を使用した必要最低限の治療しかできません。また、じっくり時間をかけることもできません。

それに対して、自由診療では、高度な治療技術や材料に加え、一人ひとりの治療に掛ける時間も豊富に取ることができます。治療に対する縛りが無く、治療選択の自由度が高い。
体への優しさにも充分配慮した「最善の治療」ができるのです。

「入れ歯」作りには、いかに患者さんの情報を多く集めるかが大切になります。カウンセリングや検査(詳しくはこちら)に、多くの時間を割くのもそのためです。

実際に歯が少しでも残っていれば、そこから得られる情報は豊富です。歯の摩耗や傾斜、歯軸の方向性、歯ぐきの状態など、歯が残っているほど顎の動きに沿った人工の歯を再現しやすいメリットもあります。

待合室
その後、歯ぐきや歯の型取り、「咬み合わせ」の位置決め、顎の関節との3次元的な位置関係の構築、関節の形状や顎の筋肉の程度に合わせた動きの再現、「入れ歯」の人工の歯を並べることなど様々な治療項目を徹底して行ないます。

どの項目も疎かにできないのは、精巧な「入れ歯」になればなるほど、
一つの小さな誤差が大きな影響を及ぼしてしまうためです。

長年、不都合な入れ歯をご使用になっておられた患者様は、ほとんどの方に「顎の関節の動き」の悪い状態がみられます。
患者様のお体に合っていない不適切な入れ歯(「咬み合わせ」の位置が悪い、その大きさや厚みが適正でない等)は、様々な複合的な原因が絡み合って、結果的に「顎の関節の動き」を阻害するに至ります。

治療の流れ

私は、顎の動きが悪い状態のまますぐに新しい入れ歯を装着した場合、「咬み合わせ」の問題が常に残って患者様の生体に馴染(なじ)まないばかりか、満足できる「入れ歯」にはならないと考えています。

新しく作る「精密な入れ歯」は、患者様が自然に無理なく、生涯のパートナーとなるような体の一部であるべきです。

そのため一旦古い入れ歯を修理・調整して、ある程度顎の関節の動きを回復させてから、新しく「入れ歯」を作製することも多いのです。それは、押し込められていた本来の自分の機能を呼び戻す作業でもあります。
総入れ歯 部分入れ歯
残存する歯 無し

詳細
有り→残っている歯に問題があることが多い。
詳細
虫歯治療・
冠のやりかえ 等
必要なし 問題が認められた歯に対し、処置の必要あり。
*注@ 「咬み合わせ」・材質を考慮し行う*
現在ご使用義歯の調整 必要に応じて行う。 必要に応じて行う。
*注@ 入れ歯以外の詰め物や、冠・ブリッジなどの被せ(かぶせ)物も、製作過程で「形態」・「咬み合わせ面」のチェックを行っています。可能な限りドクターが技工作業に介入し、患者様の体に適した技工物を作製しています。
総入れ歯 部分入れ歯
「精密な入れ歯」の新製
詳細
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