2021年02月09日 [診療室より]
【プラセボ】と【ノセボ】
【プラセボ効果】についてご存知の方も多いと思います。
「効き目のない薬」を、本物の薬と「偽って」服用すると、
ある一定の割合で治ってしまうことを言います。
一方の【ノセボ効果】は、あまり馴染みがない言葉かもしれません。
「効果のある薬」を、効きが弱いと「偽って」服用すると、
本当に効果が薄れてしまったというものです。
これは「逆プラセボ効果」とも呼ばれています。
つまり…
「プラセボ効果」は効果を期待する患者さんの気持ち
「ノセボ効果」は副作用を心配する患者さんの気持ち
に由来するというのです。
それは薬に限ったことでなく、
悪い情報を信じこんでいれば…
カラダはネガティブに反応するということと同じです。
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歯科治療の現場でも、似たような現象があります。
歯科医院を転院するたび、辛くて痛い思いをなさってきた患者さんです。
「また痛いことをされるのではないか?」
不安が募り、医療者の一挙手一投足に「ビクッ」とされる方も多いのです。
「お声かけ」を絶やさず行い、痛くないことが分かっていただけると、
その頻度は減っていきますが…。
医療者は、お顔や体の反応をいつも見ながら慎重に処置を進めています。
つらくて痛い思いをしないで治療をすることは可能です。
どうぞ安心してご来院くださいませ 😀
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「雪の花」❆が咲きました。
連日寒い日が続きます。
お身体を大切にお過ごしくださいませ 😀